[コロナ対策の給付金や支援金と、補助金の違い]
2020年〜2021年にかけて、新型コロナ感染症対策として、持続化給付金や家賃支援給付金、飲食店向けの一時金や飲食店以外への一時支援金、医療従事者への支援金など、多くの対策が打たれています。これらの給付金や支援金の特徴は、売上高が前年比較で50%以上減少していることとか、休業や時短に協力したこと、感染症対策を行ったことなど、要件を満たせば原則として申請者すべてに対して支給されるものです。
一方、補助金と呼ばれるものの多くは、公募要領で示される要件を満たして申請した者の中から、審査員が点数をつけ、一定の点数以上を獲得した申請者だけが補助金を受けることができます。補助金によっては採択率が30%程度だったりもしますので、採択されるためにはしっかりとした事業計画を作って高得点を狙う必要のあるものが多くあります。
[補助金の種類はどれ位?]
中小企業の設備投資や経営改善のための資金援助の目的で、色々な補助金や助成金の制度が設けられていますが、実際に自分の事業について利用できる補助金や助成金を見つけるのは、かなり難しいものです。
補助金について包括的に情報を発信している中小企業庁のサイト“ミラサポ”で、補助金を検索してみると433件、助成金なら77件もの、補助金・助成金がヒットします。
この中から自分の事業について利用できる利用できる補助金や助成金を見つけ出すことは大変難しいので、専門家のアドバイスを受けることがお勧めです。補助金なら税理士などが認定されている経営革新等支援機関、助成金なら社会保険労務士に相談するのが手っ取り早いでしょう。
[補助金と助成金の比較]
補助金と助成金の大きな違いは、補助金が経済産業省管轄の案件で設備投資などにかかる交付金が中心であるのに対して、助成金は厚生労働省管轄の案件で従業員の給与などに対する交付金が中心であるということです。
また、助成金は要件を満たしていれば予算が無くなるまで早い者勝ちで交付されますが、補助金は募集期間中に応募したもので要件を満たしたものの中から、予算の枠内で上位の評価を受けたものしか採択されません。他者との競争になるということです。
共通点としては、黒字の事業者でも赤字の事業者でも受けることができるという点、および原則として返済しなくても良い資金であるという点です(収益の内、一部を納付する制度はありますが)。
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