中長期の経営計画を策定し、年次計画としての予算設定も終わりました。
始めて経営計画を作成する場合などは、大変な作業だったので計画が作成できてほっとしてしまう、あるいは力尽きてしまうようなことがありますが、それでは本末転倒です。
これからが経営計画を実践する本番ですが、本番を迎えるにあたって準備することがまだあります。
それは、計画した活動の進み具合をチェックし、目標の達成状況について点検し、うまく行っていないなら軌道修正するような仕組みが、会社として備わっているかということです。
そうした仕組み(システム)を組織的に準備しておくことにより、経営計画を真に経営力向上に役立てるものにできるのです。
その仕組み(システム)として最も分かりやすく活用しやすいのが、PDCAマネジメントサイクルです。
Plan(計画)➡Do(実行)➡Check(評価)➡Action(改善)を行い、また次のP➡D➡C➡Aへと継続する。
これを組織的に行い、スパイラルアップ(らせん状の成長)していく。そういう仕組みを「PDCAマネジメントサイクルを回す」と言います。
計画を立てても、結果がついてこないケースは良くあります。
日常の仕事に追われて、新しいことには手が付けられなかったというケースもあるでしょう。
仕入先や得意先など、社外の思いがけないアクシデントにより、目標に届かなかったというケースもあるでしょう。
一方で、思った以上に良く売れた新製品や頑張ってくれた得意先があるかもしれません。
計画した目標と実績に差異が生じるのは、むしろ当然のことなのです。
色々な原因が積み重なって、今期の会社の業績が出来上がります。
では今期の業績が目標とどれ位の差異があり、その差異は具体的にはどういうことが原因により生じているのでしょうか?
そうしたことを点検し分析することにより、改善点を見つけ、同じ失敗を繰り返さず、将来の成長へとつなげていくことができるのです。
経営計画を作成することはPlan(計画)に当たりますが、Do(実行)の後の、Check(評価)➡Action(改善)とセットで活用することにより、本当に役立つものとなるのです。
具体的には、3か月ごとや、半年ごとに、Check(評価)➡Action(改善)することを、計画を作った部門単位で必ず行い、次のPlan(計画)へとつなげるのです。
これを会社全体のルールとして決めておき実施することが、PDCAのマネジメントサイクルが組織的に整備されている状態と言えるのです。
次回は、目標と実績の差異分析のために必要な「会計システムの整備」について考えていきます。
このような経営計画は役に立たなくなる可能性があります |
⇩
その㉞ |
PDCAのマネジメントサイクルが回せていない |
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