9月27日エコパスタジアム。4年前のブライトンに続いて、至福の時間を過ごすことができた。
ジャパン VS アイルランド、19:12の逆転勝利。
2年前、日本に遠征してきたアイルランド代表の1軍半のチームに、第一戦22:50、第二戦13:35とコテンパンにやられた。今年ワールドカップ開幕直前のアイルランドの世界ランキングは1位。「とても勝てそうもない。でも何とかして勝って欲しい。」と思っていた。
静岡県袋井市。エコパスタジアムへ向けて坂道を登っていくにつれワールドカップのジャパンチームを応援する気分は盛り上がってくる。スタジアム前のリポビタンDを始め、スポンサーの展示もお祭り気分を盛り上げてくれる。
(国歌斉唱)
最初は、アイルランドに先行されたが、ディフェンスは決して崩れることなく、80分間ジャパンチームは引き締まっていた。その緊迫した選手の思いが伝わり、観客も最初から最後まで「ニッポン」コールと拍手で盛り上がった。
勝った瞬間、周囲の人たちとハイタッチを繰り返した。4年前のブライトンの時ほどではないが、涙がにじんだ。
(ノーサイド)
勝因はたくさんあげられるが、スタンドオフの田村優のインタビューにあったものに集約されていると思う。「ジェイミーが試合前に俳句を詠んでくれた。誰も勝つとは思っていないし、誰も僕たちが犠牲にしてきたものを分かっていないし。僕たちだけは勝てると思っている。信じているのは僕たちだけ。」
全員がヒーローだったと思う。みんながそれぞれの役割を完璧に遂行していた。仲間を信じているから、自分は自分の役割だけを忠実に遂行すればよいということ。One for All , All for Oneの精神を、80分間通して貫いてくれた。と思う。
ありがとう。ジャパンチーム。ほんとうにありがとう。
楕円球 〜日々思う〜 バックナンバー(ラグビー狂の筆者が、ラグビー日本代表へのエールを通じて、ラグビーの魅力を語ります)
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