9月20日、ラグビーワールドカップ開幕戦を、東京味の素スタジアムで観戦できた。
オリンピック・サッカーワールドカップに次ぐ、世界3大スポーツイベントであるラグビーワールドカップ。世界のラグビー界では、ティア1と呼ばれる伝統の8か国以外では初の開催。
何より、4年前イングランドで南アを破り、3勝をあげたジャパンチームが、次の大会を自国で迎えることができたということ、そのジャパンチームに対する期待からワクワク感は極めて大きい。
(開会式)
太鼓とダンス、連獅子の舞、前回優勝チーム主将のリッチー・マコウの優勝カップ返還など、地味な演出ではあるが、開幕戦へ向けてのムードを盛り上げるのには丁度良かった。
(国歌斉唱)
ジャパンVSロシア、30:10。勝ち点4に加えて、4トライ以上に与えられるボーナスポイント1を得て、我々の大きな大きな期待になんとか応えてくれた。 前半のイージーミスは、選手の責任感の強さによる緊張感が招いたものと受け止めたい。 スクラムとラインアウト、両センターのオフロードパスや、ディフェンスなど、良いところも沢山あった。1次リーグで3勝以上し、ベスト8に残るものと信じたい。
(キックオフ)
この日を迎えるまでの数カ月、日本のラグビー界にとっては次のような幸せな出来事が続いた。
マスコミは、ラグビーの話題を沢山取り上げてくれた。ラグビーはルールが難しいということもあって、ルール解説や、ポジションの解説も頻繁に行ってくれた。
特にホームページ「NHK Sports Storyのラグビー特集」の充実度はすごい。
駅のポスター、電車の広告、ワールドカップグッズの販売コーナーなど、主要なターミナルで沢山の広告物を見ることができた。
TBSでノーサイド・ゲームを10週にわたって放送。我々経験者が見ても迫力のあるラグビーシーンを演出するために、前日本代表主将の廣瀬俊朗を始め、ラグビー経験者を沢山起用。ラグビー経験者でない友人から「感動した」という評価をもらったほどの内容であったのが嬉しい。
釜石復興のシンボルとして、釜石住民のラグビーワールドカップへのかかわりを始め、キャンプ地や開催地住民の参加国国歌の練習など、ラグビーを通しての人と人との交流が話題となっている。大分県竹田市では、友人の磯江氏の作ったドアミラーカバー(国別の国旗をデザインしたカバーを車のドアミラーにつけて走る)が話題となった。
何を考えているのか分からないと評判の悪かった日本ラグビーフットボール協会の主脳部が一新され、ワールドカップ後の日本のラグビーの強化策・盛上げ策を近々発表するという。
ジャパンチームのベスト8進出。そしてラグビーブームの到来を大いに期待したい。
楕円球 〜日々思う〜 バックナンバー(ラグビー狂の筆者が、ラグビー日本代表へのエールを通じて、ラグビーの魅力を語ります)
ラグビーワールドカップ2019日本大会の公式ホームページ
日本ラグビーフットボール協会 公式ホームページ
(羽田空港)
作成日:2019/09/25
ワールドカップ開幕