楕円球 〜日々思う
楕円球 〜日々思う
作成日:2018/05/25
ドロップゴール



 5月19日香港、スーパーラグビーのサンウルブズは、ストーマーズ(南アフリカ)に26対23で逆転勝ちした。
 30度を超える暑さにより汗でボールが滑るためか、ハンドリングミスによるノックオンは多かったが、どちらも固いディフェンスで締まった良い試合であった。
 サンウルブズはスクラムが劣勢で何度も反則をとられ苦戦したが、ラインアウトが安定していた。
 田中史朗が抜け出した後のヘイデン・パーカーのトライ、松島幸太朗からリーチ・マイケルと渡った後のグラント・ハッティングのトライは、どちらもスピーディなパス回しで、ジャパンらしいきれいなトライであった。

 最も感動的だったのは、最後に勝負を決めたヘイデン・パーカーのドロップゴール。
 残り時間2分の時点には、20対23で負けていた。ヘル・ウヴェの3度目のジャッカルで得たペナルティーキックをヘイデン・パーカーが決めて同点。
 ノーサイド寸前のキックをストーマーズに獲得され、ロスタイムに入ってからは自陣に釘付けにされ攻め続けられる。反則をすればペナルティーキックを決められ負けてしまう瀬戸際の場面。
 15フェーズほど攻め続けられた後、ジャバ・ブレグバゼが密集で相手ボールを獲得すると、パスでつなぎ、自陣からヘイデン・パーカーが蹴ったキックを、福岡堅樹ならではの快速でキャッチ。
 そこからまたサンウルブズがつなぎ続けた後、密集からの流大のロングバスを受けたヘイデン・パーカーが、距離のあるドロップゴールを見事に決めた。
 ロスタイムに入ってからの自陣で受けた猛攻をしのぎ、パスとキックを流れるようにつないで劇的なドロップゴールに結実させたプレーは、2015年のワールドカップで南アを破った時のジャパンチームの感動をよみがえらせてくれた。

 2015年のあの試合と同様、全員が良いプレーをしていた。全員が「絶対に勝つんだ」という意欲を見せていた。チームとしてのまとまりと強い意思が感じられた。
 そして、ヘイデン・パーカーのドロップゴールは見事だった。
 前の週にレッズ(オーストラリア)に勝った試合では、ヘイデン・パーカーは12本のプレイスキックを全て決めた。この試合も5本のプレイスキックを全て決めていた。黄金の左足だ。
 ところが、最後のドロップゴールは、内側(左側)に相手のディフェンスが来てたので利き足の左足は使えず、右足で蹴った。距離もある難しいドロップキックだったのだが。。。
ドロップゴールヘイデン・パーカー
※試合終了直前のドロップゴール。※ヘイデン・パーカー

 日本では、ドロップゴールで決まる試合は少ないが、ワールドカップや国代表のテストマッチでは、最後のドロップゴールで試合が決まることも多い。
 2003年ワールドカップのイングランド対オーストラリアの決勝戦は、ジョニー・ウィルキンソン(五郎丸のゴールキックの師匠)が終了間際にドロップゴールを決めてイングランドが優勝した。
 ジャパンは2016年秋のウェールズ遠征で、ウェールズを圧倒する試合運びをしながら、30対30の終了間際にドロップゴールを決められ敗戦した。
 強豪同士の息詰まるような戦いでは、どちらも防御が固くなかなかトライを奪えないので、プレーの流れの中で瞬間的に飛び道具を使うわけだ。
 サンウルブズも、それだけ緊迫したゲームを行うだけのチームに育ってきたということだろう。

 では、来年日本でのワールドカップ開催を迎えるジャパンはどうか?
 残念ながらヘイデン・パーカーは、「連続して3年日本在籍」「日本で出生」「両親か祖父母の一人でも日本出生」のいずれにも該当せず、来年のワールドカップでは日本代表となる資格は無い。
 今のところ、スタンドオフの田村優か松田力也、フルバックのゲラード・ファンデンヒーファーが最有力であるが、ジャパンに選ばれ、ここぞという緊迫した場面でのゴールキックやドロップキックを正確に決めることができるであろうか?
 2015年の五郎丸を超えるキッカーを育てなければならない。もう1年と4カ月しかない。

※ドロップゴール
  プレーの流れの中で、ワンバウンドさせて蹴ったボールがゴールポストの間を超えれば、3点の得点が入る。
  ワンバウンドさせて蹴ることにより正確性が薄れることと、ディフェンスが普通にタックルやチャージに来るプレッシャーの中で蹴るので、成功させることが難しい。しかし、3点差以内の接戦で、固いディフェンスのためトライを取ることが難しいと判断される状況では、一発でゲームを決める威力がある。

 サンウルブズの次の試合
    5月25日(金曜) 対レベルズ(オーストラリア)  18:45 @オーストラリア
   ※レベルズは日本代表のアナマキ・レレィ・マフィが先発のbWで出る。
    サンウルブズは、日本代表が6月9日〜23日のテストマッチ(対イタリア、ジョージア)へ向けての準備合宿に入るので、レベルズ戦は日本代表の少ないチーム編成となる。

  サンウルブズ公式ホームページ 

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 ラグビーワールドカップ2019日本大会の公式ホームページ

 日本ラグビーフットボール協会 公式ホームページ



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